こんにちは、Pickle PeopleのRYUSEIです。
私がピックルボールを始めたときは、当然ながら自分のパドルを持っていませんでした。体験会の会場で貸してもらえるパドルを使い、そのまま数ヶ月ほどプレーしていました。
初心者のうちは、それでも十分に楽しめます。サーブを入れる、ラリーを続ける、キッチン付近でボールをコントロールするといった基本を覚える段階なら、いきなり高価なパドルを購入する必要はありません。
ただ、続けているうちに「もう少し自分に合ったパドルが欲しい」と感じるタイミングが来ました。私の場合、そのきっかけのひとつがプレー中に感じる肘の違和感です。
周囲のプレイヤーから話を聞いたり、メーカーの仕様を調べたりしながら選んだのが、現在使用しているVatic Pro PRISM Flash 16mmでした。
ピックルボールのパドルは、見た目だけでは違いが分かりにくいものです。しかし、重量、厚み、形、グリップ、素材などによって振ったときの感覚はかなり変わります。
この記事では、これから初めてマイパドルを買う方に向けて、私自身の経験も交えながら最初の1本で後悔しにくい選び方を詳しくご紹介します。
初心者のパドル選びで大切なこと
ピックルボールを始めると、周囲にはさまざまなパドルを使っている人がいます。価格も数千円程度から数万円以上まで幅広く、初心者にとっては「結局どれを買えばいいの?」となりやすいところです。
私が最初の1本を選ぶなら、飛距離や回転量など一部分の性能を追いかけるより、いろいろなショットを無理なく覚えられる扱いやすさを優先します。
最初はレンタルでも問題ない
まだ一度もプレーしていないのであれば、最初からパドルを購入する必要はありません。体験会や施設でレンタルできるなら、まずは実際にボールを打ってみるのがおすすめです。
私は数ヶ月ほどレンタルパドルを使っていましたが、その期間が無駄だったとはまったく感じていません。むしろ、いろいろなパドルを握ることで「これは振りやすい」「このグリップは少し太く感じる」といった自分なりの感覚が分かるようになりました。
レンタルできる場所の探し方については、ピックルボールができるコートや体育館の探し方の記事でも詳しくご紹介しています。
まだピックルボールそのものを体験したことがない方は、パドルの購入を考えるより先に数回プレーしてみると、自分に合う重さや握りやすさを判断しやすくなります。
最初の1本は万能型を基準にする
パドルには、ボールを弾きやすいモデル、タッチを合わせやすいモデル、リーチを取りやすい細長いモデルなど、さまざまな特徴があります。
経験を積んでプレースタイルが見えてくれば、こうした特徴から好みの一本を追い込んでいくのも面白いところです。
ただし、始めたばかりの段階では、自分がドライブ中心になるのか、ディンクやドロップを多く使うのかもまだ分からないはずです。
なので、最初から極端な特徴を持つモデルを選ぶより、中程度の重量、標準的な形、14~16mm前後の厚みをひとつの目安にすると選びやすいと思います。
数値はあくまで一般的な目安であり、同じ重さでも重量配分によって振った感覚は変わるので、スペック表だけで決めないことも大切ですよ。
パドルとラケットの違い
ピックルボールは日本ではまだ競技そのものが新しいため、ラケットと呼ばれることも少なくありませんが、ピックルボールで正式に使われている名称はパドルです。
ピックルボールではパドルと呼ぶ
テニスやバドミントンのラケットにはガットが張られていますが、ピックルボールのパドルにはガットがありません。板状のフェイスで、穴の開いたプラスチック製ボールを打ちます。
ルールや競技そのものをまだよく知らないという方は、ピックルボールとはどんなスポーツなのかもあわせて読んでみてください。
USA Pickleballの用具規格では、パドルの長さと幅を合計した寸法は24インチ以下、パドルの長さは17インチ以下とされています。一方で、重量や厚みに一律の上限が設けられているわけではありません。
つまり、「公式規格だから16mmでなければならない」「この重量でなければ大会に出られない」というものではないんです。
大会では承認状況も確認する
友人との練習やレクリエーションで使用するだけなら、それほど神経質になる必要はありません。ただ、将来的に大会へ出場したいと考えている場合は、購入するパドルの承認状況も確認しておくと安心です。
承認状況は変更される可能性があるため、大会で使用する予定がある場合は、購入時と出場前に最新情報を確認しましょう。
私が使用しているPRISM Flash 16mmは、USA Pickleballの承認パドルデータベースで「Pass」として掲載されています(出典:USA Pickleball Approved Paddle List)。
大会では主催団体や大会要項によって使用できる用具の条件が異なる場合があります。承認状況を含め、正確な情報は公式サイトをご確認ください。
初心者向けパドルの選び方
ここからは、最初のマイパドルを選ぶときに特に確認したいポイントを見ていきます。重量だけ、素材だけという見方ではなく、いくつかの要素を組み合わせて考えるのがコツです。
初心者は何グラムを選べばいい?
パドルの重量は、振りやすさやボールを打ったときの感覚に関わります。
初心者向けとして販売されているモデルを見ると、215~235g程度の範囲に入る製品が多く見られます。私なら、初めて購入する場合は220~230g前後をひとつの出発点として候補を探します。
ただし、軽ければ軽いほど初心者向けというわけではありません。
かなり軽量なパドルは素早く動かしやすい反面、ボールを受けたときに手元へ伝わる感覚や、相手の速いボールに対する安定感が自分に合わないこともあります。
逆に重量が増えると、少ない力でもボールに勢いを乗せやすくなる一方、長時間振ったときに腕が疲れやすく感じる人もいます。
さらに大切なのが重量配分です。同じ225gでも、パドルの先端側に重さを感じるモデルと、手元寄りに感じるモデルでは振り心地が違います。

重量の数字だけを見て決めるより、可能なら一度振ってみるのがおすすめです。私は「持ったときの重さ」より、実際に数回スイングしたときに無理なく振り続けられるかを重視しています。
14mmと16mmはどちらがいい?
パドルの商品ページを見ると、「14mm」「16mm」といった数字がよく出てきますが、これは主にコアの厚みを示しています。
厚みによる感覚はモデル全体の設計によって変わりますが、一般に厚めのコアはボールをコントロールする感覚を得やすい製品が多く、16mm前後は初心者から中級者まで選択肢が豊富です。
一方、薄めのモデルではボールがフェイスから離れる感覚が速く、球速を出しやすい設計もあります。
最初の1本でサーブ、リターン、ディンク、ドロップ、ボレーなど幅広いショットを身につけたいのであれば、私は15~16mm前後から検討する方法をおすすめします。
ただ、14mmだから初心者に向かないという意味ではありません。厚みだけで性能は決まらないので、あくまで候補を絞るための目安として考えてください。
標準的な形は扱いやすい
パドルの形には、横幅のあるワイドボディ、縦に長いエロンゲート、その中間に位置する形などがあります。
縦長のモデルはリーチを取りやすく、先端側でボールを捉えたときに勢いを出しやすいものがあります。そのかわり、モデルによってはスイートスポットが中央から外れたときの扱いに慣れが必要です。
初心者のうちは、フェイス面積を確保しやすい標準形やワイド寄りのモデルから選ぶと、ボールを中央付近で捉えやすく感じる人が多いでしょう。
最初からリーチやパワーだけを求めて極端に細長い形を選ぶ必要はありません。自分のプレースタイルが分かってから、2本目以降で違う形を試す方法もあります。
グリップの太さも確認する
意外と見落としやすいのがグリップです。フェイスの素材やデザインを比較して購入したのに、実際に使ったら「握りにくい」ということもあり得ます。
グリップ周囲は4~4.25インチ前後の製品が多く見られますが、手の大きさや握り方によって好みは変わります。
細めのグリップは、後からオーバーグリップテープを巻いて太さを増やせるのもポイントです。私自身、PRISM Flashを購入した当初はそのまま使用していましたが、現在はグリップテープを追加して自分が握りやすい太さにしています。

私が使用しているPRISM Flashのグリップとハンドル部分
パドル本体を買い替えなくても、グリップテープだけで握ったときの感覚が変わることがあるため、購入時点で完全に理想の太さでなくても、ある程度は後から調整できます。
素材名だけでは決めない
現在のパドルには、グラスファイバー、カーボンファイバーなどさまざまな素材が使われています。
「カーボンなら必ず高性能」「グラスファイバーなら初心者用」と単純に分けることはできません。
パドルの使い心地は、フェイス素材だけでなく、コア、厚み、形、重量配分、表面加工などを組み合わせた設計で変わります。
例えば、Vatic Pro PRISM FlashはRaw TORAY T700カーボンファイバーのフェイスを採用していますが、同時に16mmコアやフォームを使ったエッジ部分なども組み合わされています。

PRISM Flashのカーボンファイバー製フェイス表面を接写
素材名だけで決めるのではなく、「そのパドル全体がどんなプレイヤーを想定しているのか」まで見ると選びやすくなるはずです。
スイートスポットも意識する
初心者は毎回フェイスの中心でボールを捉えられるとは限りません。私も始めたばかりの頃は、フェイスの端に当たったり、思った位置より上でボールを捉えたりすることがよくありました。
そこで意識したいのがスイートスポットです。
比較的広いフェイスや、メーカーがスイートスポットの広さを意識して設計しているモデルは、多少打点がずれてもプレーを続けやすく感じる場合があります。
初心者の基準
「軽ければいい」「高ければいい」ではなく、中程度の重量、15~16mm前後の厚み、標準形またはワイド寄りの形、握りやすいグリップを基準に候補を見ていくと、最初の1本を選びやすくなるでしょう。
初心者が避けたい選び方
パドル選びでは「これを選べば必ず正解」というモデルはありません。ただ、初めて購入する段階では避けたほうがよい選び方があります。
とにかく軽いモデルを選ぶ
初心者向けという言葉から、「とりあえず軽いパドルが使いやすいのでは」と考えるかもしれません。
確かに軽量モデルは動かしやすく、ネット前でパドルを素早く構えやすいメリットがあります。
ただ、重量が減れば必ず身体への負担が減るとは限りません。実際の負担は重量配分、グリップ、スイング方法、プレー時間、身体の状態などにも左右されます。
そのため、肘や手首への負担が気になるからという理由だけで、最軽量モデルを選ぶのはおすすめしません。
パワーだけで決める
最初の頃は速いボールを打てると気持ちいいものです。私も相手コートへ勢いのあるボールが入ると、それだけで上達したような気分になっていました。
しかし、ピックルボールは速いショットだけでゲームが決まるわけではありません。
ネット前ではディンク、相手の攻撃を受けるときにはブロックやリセット、後方から前へ進むときにはドロップなど、力を抑えてボールを扱う場面がたくさんあります。
基本ショットやゲームの流れについては、初心者向けのピックルボール基本ルールも参考にしてください。
最初の1本は、速いショットだけでなく、柔らかいショットも練習できるモデルのほうが長く付き合いやすいと思います。
価格の安さだけで決める
初心者だから上達のために高価なパドルが必要ということはありません。数千円台のパドルやスターターセットから始めるのもひとつの方法です。
ただし、価格だけを基準にして、重量、素材、グリップ、メーカー情報、承認状況などをまったく確認せずに購入するのは避けたいところです。
特にオンラインショップでは非常に多くの商品が販売されています。商品説明を読み、メーカーや販売元が分かるものを選びましょう。
初心者向けパドルの価格や在庫を比較する場合は、価格だけでなく仕様まで確認するのがおすすめです。
初心者向けピックルボールパドルをチェックする
※価格・在庫状況は各ショップでご確認ください。
見た目だけで決める
お気に入りのデザインを選ぶこと自体は大賛成です。自分が気に入ったパドルなら、コートへ行く楽しみも増えますよね。
ただ、デザインだけを見て購入し、後から「重く感じる」「グリップが合わない」「肘が痛い」となるのはもったいないです。
見た目で候補を選んだあと、重量、厚み、形、グリップを確認する。この順番ならデザインも使いやすさも両立しやすくなります。
初心者におすすめのパドル
ここでは、初心者が最初の1本を選ぶときに候補にしやすいモデルをいくつかご紹介します。
特定の1本がすべての人に合うわけではありません。予算、手の大きさ、普段プレーする頻度なども含めて比較してください。
| モデル | 厚み | 重量の目安 | 形状 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| Vatic Pro PRISM Flash | 16mm | 個体差あり | 標準寄り | コントロールを覚えたい人 |
| SLK EVO Control Max | 16mm | 約215~230g | ワイド寄り | 扱いやすさを優先したい人 |
| HEAD Radical Elite | 15mm | 約230g | ワイドボディ | 万能型から始めたい人 |
| JOOLA Essentials | 12mm | 約232g | 標準形 | 友人や家族と始めたい人 |
重量や仕様には個体差や変更が生じる場合があります。数値はあくまで一般的な目安として、購入時にはメーカーや販売店の最新情報をご確認ください。
Vatic Pro PRISM Flash
私が実際に購入し、現在も使用しているのがVatic Pro PRISM Flash 16mmです。
16mmのポリマーハニカム系コア、Raw TORAY T700カーボンファイバーのフェイスを採用し、Flashのサイズは長さ16.2インチ、幅7.7インチ、グリップ周囲は4.125インチとメーカーから案内されています。
ボールを自分の狙った場所へ運ぶ感覚をつかみやすく、速いショットだけでなくディンクやドロップを練習したい初心者にも候補にしやすいモデルだと思います。

私が現在使用しているVatic Pro PRISM Flash 16mm
メーカー公式ページでは、グリップ内部に衝撃を抑えることを目的としたポリウレタンインサートを採用していることも案内されています(出典:Vatic Pro「PRISM」公式製品情報)。
ただし、パドルの構造だけで肘などの痛みを予防できると断定することはできません。この点は分けて考える必要があります。
SLK EVO Control Max
SelkirkのSLK EVO Control Maxも、初心者から中級者を対象としてメーカーが案内しているモデルです。
16mmコア、T700カーボン系フェイスを採用し、重量は7.6~8.1オンス、約215~230g。長さ16インチ、幅7.85インチの比較的面積を確保した形になっています。
極端な縦長形状ではなく、スイートスポットを確保しながらコントロールを覚えていきたい人には検討しやすいでしょう。
「最初から競技を続けるつもりで、入門用から短期間で買い替えるより、ある程度長く使える1本が欲しい」という方にも候補になるでしょう。
HEAD Radical Elite
国内で比較的探しやすいモデルとして候補になるのがHEAD Radical Eliteです。
メーカー公表値では重量230g、厚み15mm。フェイスはグラスファイバー系で、ワイドボディ形状を採用しています。
重量も厚みも極端ではなく、フェイス面積を確保した形なので、初めて購入するパドルとして条件を比較しやすいモデルです。
最初から高額な競技モデルへ行くことには抵抗があるものの、スポーツ用品メーカーの製品から選びたい人にも検討しやすいでしょう。
HEAD Radical Eliteをチェックする場合は、同じRadicalシリーズの別モデルと間違えないよう、商品名や型番も十分に確認してくださいね。
HEAD Radical Eliteを比較する
※価格・在庫状況は各ショップでご確認ください。
JOOLA Essentials
自分一人のマイパドルというより、家族や友人と一緒に始めたい方ならJOOLA Essentialsのセットも選択肢です。
パドル2本、ボール2個、バッグが組み合わされたセットが販売されており、パドルは12mmコア、平均重量8.2オンス、約232g。グラスファイバー系のフェイスを採用しています。
16mmモデルと比べると薄めなので、私が自分用の最初の1本として最優先するタイプとは少し違います。ただ、2人分の道具をまとめて用意し、レクリエーションからスタートしたい場合には分かりやすい選択肢です。
JOOLA Essentialsをチェックする
※価格・在庫状況は各ショップでご確認ください。
パドル以外に必要な持ち物については、ピックルボール初心者の始め方と必要な道具で詳しくご紹介しています。
私がPRISM Flashを選んだ理由
ここからは、私自身がレンタルパドルからPRISM Flash 16mmへ移行したときのことをもう少し詳しくお話しします。
肘の違和感をきっかけに購入
ピックルボールを始めて最初の数ヶ月は、体験会で無料レンタルのパドルを借りていました。
上達するうえで差支えがあったわけではありません。レンタルパドルでもサーブやリターンの練習はできますし、ゲームも普通に楽しめました。
ただ、プレーを続ける中で、ときどき肘に違和感や痛みを感じるようになりました。
そこで、今後もピックルボールを続けるなら、毎回レンタルパドルを使うより、自分に合ったパドルを用意してみようと考えたんです。
周囲のプレイヤーに聞いたり、自分でもいろいろなモデルを調べたりしながら、最終的に選んだのがPRISM Flash 16mmでした。

私の場合は肘の違和感が購入を考えるきっかけのひとつでした。ただ、「このパドルなら肘が痛くならない」という意味ではありません。痛みの原因はフォームや練習量、身体の状態などさまざまです。痛みが続いたり悪化したりする場合はプレーを中止し、医師などの専門家へ相談してくださいね。
16mmの打球感が自分に合った
私がPRISM Flashを使って感じたのは、必要以上にボールが飛び出す感覚が少なく、自分で距離を合わせやすいことでした。
特にピックルボールでは、後方から打つショットだけでなく、キッチン付近でボールを柔らかく扱う場面があります。
始めたばかりの頃は、とにかく相手コートへ返すことで精一杯でしたが、少しずつディンクやドロップを覚えると、パドルのタッチが気になり始めます。
私にとってPRISM Flash 16mmは、そうしたショットを練習しやすい感覚がありました。

横から見ると分かるPRISM Flashの16mmコア
もちろん、これは私自身が使った感想です。同じ16mmでもモデルによって感覚は違いますし、14mmのほうが好みに合う人もいます。
今はグリップも調整
購入した直後は純正グリップのまま使っていましたが、現在はその上からグリップテープを巻いています。
これで自分の手に合う太さに近づき、握ったときの感覚もかなり好みになりました。
最初のパドルを選ぶときは「買った状態が完成形」と考えがちですが、グリップは比較的簡単に調整できます。

グリップテープは比較的手軽に試せるので、パドルそのものは気に入っているのに握り心地がちょっと合わないという場合は試す価値があります。厚く巻きすぎず、一段階ずつ自分に合う感覚を探すのがおすすめです。
購入前に確認したいポイント
候補が2~3本まで絞れたら、最後はスペック以外の部分も確認しておきましょう。
できれば実物を一度握る
身近にショップや体験会があるなら、実際にパドルを握ってみてください。可能であれば、同じモデルを使用している知人にお願いして数球打たせてもらうのも参考になります。
スペック表ではほとんど同じに見えるパドルでも、振ってみると「こっちのほうが自然に動かせる」と感じることがあります。
特に確認したいのは、持った瞬間の重さだけではなく、スイングしたときの先端の重さ、グリップの太さ、ハンドルの長さです。
返品条件と保証も確認する
オンラインで購入する場合は、返品・交換条件やメーカー保証も確認しておきましょう。
パドルには重量の個体差がある製品もあります。メーカーが重量範囲を表示していても、必ずしも同じ重量になるわけではありません。
また、海外メーカーから直接購入すると、送料や税金などが別途発生する場合があります。
Amazonや楽天市場など国内の販売店から購入する場合も、出品者、正規取扱店かどうか、保証条件、在庫状況などを確認しておくのが安心です。
大会に出るなら承認状況を見る
今は初心者でも、継続的にプレーしていくことで、数か月後や半年後やには大会へ参加しているかもしれません。
その可能性があるなら、購入時点で承認パドルかどうかを確認しておくと、後から大会用に買い直す可能性を減らせます。
ただし、一度承認されたモデルでも規則や承認状況が永久に変わらないとは限りません。大会へ参加するときは、その時点の大会要項と最新の承認リストを確認しましょう。
商品の重量、素材、価格、在庫、保証、競技団体の承認状況は変更される可能性があります。購入や大会使用に関する正確な情報は公式サイトをご確認ください。
購入後にできる微調整
パドルを購入したあとも、使いながら自分に合わせていくことができます。
グリップテープで太さを変える
もっとも試しやすいのがオーバーグリップです。純正グリップの上から巻くことで、太さや表面の感触を調整できます。汗をかいたときの滑りやすさが気になる場合にも選択肢があります。
ただし、太くすればするほど良いというわけではありません。握り方や手の大きさに合うところを探すことが大切です。
重りの追加は慣れてから
パドルの縁へ専用のウェイトテープなどを追加し、重量やバランスを変える方法もありますが、最初の段階から細かく重量調整する必要はないと思います。
まずは購入した状態でしばらくプレーし、「もう少しここを変えたい」と具体的に感じるようになってから試したほうが違いを理解しやすいでしょう。
重量を追加すると振ったときの感覚も変わります。少量から試し、身体への負担にも注意してください。
パドルの購入前によくある疑問
最後に、初心者の方がパドルを選ぶ際に抱きやすい疑問について回答します。
初心者パドルに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 初心者は最初からパドルを買うべきですか?
A. レンタルできる環境があるなら、最初から購入しなくても大丈夫です。私自身も数ヶ月ほどレンタルパドルでプレーしていました。何度か体験してから購入したほうが、自分が振りやすい重さや握りやすいグリップを判断しやすくなります。
Q2. 初心者のパドルは何グラムがおすすめですか?
A. 私なら220~230g前後をひとつの目安として候補を探します。ただし、同じ重量でも重量配分によって振り心地は変わります。215~235g程度の中量帯から探し、可能なら実際にスイングして確かめてみてください。数値はあくまで一般的な目安です。
Q3. 初心者には14mmと16mmのどちらが向いていますか?
A. 最初の1本として幅広いショットを練習したいなら、私は15~16mm前後から選ぶ方法をおすすめします。ただし、厚みだけでパドルの性能は決まりません。14mmでも扱いやすいモデルはあるので、形や重量、フェイス素材なども含めて比較してください。
Q4. カーボンとグラスファイバーならどちらがおすすめですか?
A. 素材名だけで決める必要はありません。カーボン系でもグラスファイバー系でも初心者が使いやすい製品があります。素材だけを見るのではなく、コアの厚み、形、重量、グリップなどを含めたパドル全体で判断しましょう。
Q5. 肘が気になるなら軽いパドルを選ぶべきですか?
A. 単純に軽いパドルへ替えれば肘への負担を減らせるとは言い切れません。重量配分、グリップ、フォーム、練習量など複数の要因が関係します。痛みがある状態で無理にプレーを続けず、症状が続く場合や悪化する場合は医師などの専門家へご相談ください。
自分の現状と好みに合わせて最初の1本を決めよう
初めてパドルを購入するときは、たくさんの商品を比較するほど迷ってしまうものです。ただ、最初から自分にとって完璧な1本を見つける必要はありません。
私なら、220~230g前後を中心とした中程度の重量、15~16mm前後の厚み、標準形やワイド寄りの形、握りやすいグリップを基準に候補を探します。
そして、極端な軽さやパワーだけを追わず、サーブからディンク、ドロップ、ボレーまでいろいろなショットを練習できるパドルを選ぶのが良いでしょう。
その中で、私自身が購入して使い続けているのがVatic Pro PRISM Flash 16mmです。最初は純正状態で使い、現在はグリップテープも加えながら、自分に合う状態へ少しずつ変えてきました。
パドルは購入した瞬間にすべてが決まるものではありません。使いながら自分の好みが分かり、次の1本を選ぶ基準も生まれてきます。
あなたがこれから最初のマイパドルを選ぶなら、スペックの派手さではなく、「このパドルなら無理なく練習を続けられそうか」という視点を大切にしてみてくださいね。


