【PR】コンテンツにプロモーションを含みます

ピックルボール初心者の始め方|必要な道具や費用・プレイできる場所を解説

ピックルボール初心者の日本人男性がパドルとボールを持つ屋外コートの様子 初心者

こんにちは、Pickle PeopleのRYUSEIです。

私はラケットスポーツの経験がほとんどない状態で、知り合いに誘われたことをきっかけにピックルボールを始めました。

最初は「パドルって何?」「どんな靴を履けばいい?」「そもそも、どこへ行けばプレーできるの?」というところからのスタートでした。

細かなルールも分からず、最初のうちは周りの人に聞きながらプレーしていましけど、それでも何度かラリーが続くと一気に面白くなり、気づけば毎週のようにコートへ通うようになりました。

現在はプレイヤーのレベルを示す指標のひとつであるDUPR4.0を目標に練習を続けています。

これからピックルボールを始めたい方に伝えたいのは、最初から高価なパドルやウェアを一式購入する必要はないということです。

まずは体験会やサークルなどで実際にプレーし、自分が「またやりたい」と感じてから道具を揃えても全く問題ありません。

この記事では、ラケットスポーツ初心者だった私自身の経験も交えながら、必要な持ち物や費用、パドルやシューズを買うタイミング、ピックルボールができる場所、最初に覚えておきたいルールまで順番に解説します。

記事のポイント
1 ピックルボールを始めるために必要な道具と持ち物
2 体験から自分用の用品を揃えるまでの費用の目安
3 初心者向けパドルやシューズを選ぶポイント
4 ピックルボールをプレーできる場所と最初の始め方

最初は体験から始めよう!

ピックルボールをやりたいと思ったら、最初にすることはネット通販でパドルを注文することではありません。

近くで参加できる体験会、サークル、スクールなどを探し、実際に一度プレーしてみるのがおすすめです。

道具を買う前にプレーする

ピックルボールは、板状の「パドル」と穴の開いたプラスチック製ボールを使うスポーツです。

動画を見るだけでも雰囲気は分かりますが、パドルの感触やボールの飛び方、コート上での距離感は実際に打ってみないとなかなか分かりません。

特に初めての場合、自分がどのくらいの重さや形のパドルを扱いやすく感じるかは未知数です。

最初に買った一本が自分に合わず、数回使っただけで別のパドルが欲しくなる可能性もあります。

体験会やサークルによってはパドルやボールを貸してもらえるため、まずはレンタルできる場所を探してみてください。

運動できる服装とシューズだけで参加できるなら、かなり気軽に試せますね。

RYUSEI
RYUSEI

私も最初から道具に詳しかったわけではありません。むしろ、実際にいろいろなパドルを触ったり周りのプレイヤーに聞いたりしながら、「こういう違いがあるのか」と少しずつ分かってきました。初回から完璧な道具選びを目指さなくて大丈夫ですよ。

体験時に確認したいこと

初参加の場所を見つけたら、申し込み前にいくつか確認しておくと安心です。特に大切なのは、初心者でも参加できるか、パドルを借りられるか、シューズに指定があるかの3点。

体育館で開催される場合は、屋内用シューズが必要になるケースがあります。また、施設によっては外履きとして使っているシューズを体育館内では使用できません。

屋外コートなら日差しや気温への対策も必要です。飲み物、タオル、帽子など、その日の環境に合わせた持ち物も準備しましょう。

さらに、参加費、開催時間、必要な持ち物を確認しておけば、当日に慌てずに済みますよ。

複数のネットが設置された長崎の屋外ピックルボールコート

複数のネットが並んだ屋外ピックルボールコート

初心者が揃える道具と持ち物

ピックルボールの道具は意外とシンプルです。プレーそのものに欠かせないのはパドル、ボール、コートとネットですが、施設や体験会ではボールやネットはほぼ用意されているため、個人が最初からすべて所有する必要はありません。

持ち物 初回の必要度 ポイント
パドル レンタル可なら不要 続けると決めてから購入でも十分
ボール 施設次第 屋内用と屋外用がある
コートシューズ 高い 横方向へ動きやすいものを選ぶ
スポーツウェア 高い 動きやすければ専用品でなくてよい
飲み物 高い 季節を問わず用意したい
タオル あると便利 汗やグリップの水分対策に使える
帽子・日焼け対策 屋外で便利 季節や時間帯に合わせる

パドル

ピックルボールでは、テニスのようにストリングを張ったラケットではなく、板状の「パドル」を使います。木製、グラスファイバー系、グラファイトやカーボン系などさまざまな製品があります。

ただ、初心者の段階で素材名だけを見て決めるのはあまりおすすめしません。パドルの感触は、素材だけでなく形状、厚み、重量配分、グリップ、内部構造などによっても変わるからです。

初めての一本では、飛距離や回転性能を追いかけるより、自分が振りやすく、ボールを狙った方向へ運びやすいと感じることを重視してみてください。

手に持ったVatic Pro PRISM Flash 16mmピックルボールパドル

ピックルボールで使用するパドルの形状やサイズ感の一例

ピックルボール用ボール

ボールは穴の開いた成形プラスチック製で、テニスボールとは打球感も飛び方もかなり異なります。

一般的には、屋内向けは穴が少なく大きめ、屋外向けは穴が多く小さめの製品が多く見られます。26穴の屋内球、40穴の屋外球が代表例ですが、すべてのボールが必ずこの穴数になるわけではありません。

参加する施設でボールが用意されているなら、初心者が自分で購入する必要はありません。自主練習をしたり、自分たちでコートを借りたりするようになった段階で購入すれば十分でしょう。

TOCOの蛍光イエローの屋外用ピックルボール

穴の開いたプラスチック製ピックルボール

コートシューズ

道具の中で、個人的にパドルと同じくらい大切だと感じているのがシューズです。ピックルボールでは前後だけでなく、左右への切り返しや細かな方向転換を繰り返します。

一般的なランニングシューズは前へ走る動きを想定した製品が多いため、横方向の動きが増えるピックルボールではコートスポーツ向けのシューズが使いやすくなります。

体育館ならバドミントン、バレーボール、ハンドボールなどで使われる屋内コート向けモデルも候補になりますし、屋外ではテニスなどに対応するアウトソールを備えたシューズが選択肢です。

USA Pickleballも、プレー時には横方向の動きを支えられるコートシューズの使用を案内しています。滑りやすさや足への負担は床材によっても変わるため、施設側のルールも確認してください。

横方向の動きに対応したコートシューズは、Amazonや楽天市場などでも複数の価格帯から探せますが、サイズ感や使用できる床については商品説明を確認したうえで選びましょう。

ピックルボールで使用するミズノの黒いコートシューズ

ピックルボールで使用しているコートシューズの一例

RYUSEI
RYUSEI

パドルはレンタルできますが、シューズは基本的に自分の足専用に合わせるものです。これから継続してプレーするなら、まずはパドルでなくシューズに投資することをおすすめします。

ウェアは専用品でなくてよい

ピックルボール専用ウェアを最初から買う必要はありません。動きやすいTシャツやポロシャツ、ショートパンツなど、普段スポーツで使っている服装で十分です。

夏場の屋外なら吸汗速乾性のあるウェアが快適ですし、冬は動きを妨げない防寒着が役立ちます。ポケット付きのパンツならボールを入れておけるため、練習時にも便利ですね。

競技を続けるうちに好みのブランドやスタイルが出てきたら、その段階で少しずつ買い足していけばよいでしょう。

ミズノのピックルボール用ショートパンツの正面

動きやすいスポーツ用ショートパンツもピックルボールで使える

始めるための費用はいくら?

ピックルボールを始める費用は、「まず体験するだけなのか」「自分用の道具を揃えるのか」で変わってきます。最初から一式を購入する前提で考える必要はありません。

レンタルなら費用を抑えやすい

パドルやボールを貸してもらえる体験会なら、必要なのは参加費とシューズ、交通費などが中心です。施設によって料金体系が異なるため、無料体験に近いものもあれば、コート利用料や講習料が必要になる場合もあります。

ピックルボールに興味を持ったからといって、その日のうちに数万円分の道具を購入する必要はありません。まずレンタルでプレーし、「これからも続けたい!」と思った段階で購入を考えても全く問題ないですよ。

自分用を揃える費用の目安

ギアの価格には大きな幅がありますが、初心者が購入する場合の考え方としては、次のように分けるとイメージしやすいでしょう。

下記はあくまで一般的な目安で、販売時期、ブランド、素材、店舗などによって変わります。

項目 費用の考え方 初心者の選択
体験・コート利用 施設ごとに異なる レンタル有無を確認
パドル 数千円から数万円まで幅広い 体験後、継続の意思があれば購入
スターターセット 数千円台の商品もある 家族や友人と始める場合に便利
シューズ 一般的なスポーツシューズと同様に幅がある 使用場所に合うものを優先
ボール 数個入りから購入可能 施設にあるなら後回しでもよい
ウェア 手持ちを使えば追加費用なし 最初は専用品不要

通販では、パドル2本と複数のボール、収納バッグなどを組み合わせた初心者向けのパドル・ボール付きセットも見つけられます。家族や友人とレクリエーションとして始めるならとても便利な選択肢です。

一方で、競技として継続するつもりなら、価格だけで決めるより、自分に合ったパドルを一本ずつ選んだ方が後悔しにくいと思います。

初心者のパドル選び

ピックルボール初心者が道具選びで一番迷いやすいのがパドルです。ネットで検索すると数千円の商品から数万円という高価格帯の競技モデルまで大量に出てくるため、「どれを買えばいいの?」となりやすいんですよね。

買うタイミングを急がない

まずおすすめしたいのは、体験会などで複数のパドルに触れてから購入することです。

同じピックルボール用パドルでも、持った瞬間の感覚はかなり違います。グリップの太さ、手元と先端の重量感、フェイスの大きさなどによって、振りやすさも変わってきます。

一度使っただけですべて分かるわけではありませんが、「これは振りやすい」「こちらは少し扱いにくい」といった感覚は意外と早く分かるものです。

体験先に複数種類のパドルがあるなら、可能な範囲で持ち替えてみてください。その経験が、自分の一本を選ぶときの基準になります。

素材名だけで判断しない

パドルを探すと「カーボン」「グラスファイバー」「16mm」など、さまざまな言葉が並びます。もちろんそれぞれ意味はありますが、ひとつの数字や素材名だけで性能を判断するのは避けた方がよいでしょう。

実際の打球感にはフェイス素材だけでなく、コア、厚み、形状、重量配分、表面加工など複数の要素が関係しています。

初心者なら、ボールを飛ばしやすいかだけでなく、狙った場所へ返しやすいか、振り続けても負担を感じにくいかも確認してください。

Vatic Pro PRISM Flashのカーボンファイバー製パドル表面

カーボンファイバーを使用したパドルフェイスの一例

大会を考えるなら承認状況も見る

レクリエーションとして楽しむだけなら、最初から大会基準を細かく気にしなくても構いません。ただし将来的に公式大会や承認大会へ参加したい場合は、使用するパドルが大会の規定を満たしているか確認する必要があります。

販売ページに「承認」と書かれている場合でも、対象団体や正確なモデル名まで確認しておくと安心です。同じブランドでもモデルや世代によって扱いが異なる可能性があります。

ちなみに、こちらのUSA Pickleballの公式ページで、パドルの承認状況を確認することができます。まだ大会に出る予定がなくても、長く使う一本として購入するなら、こうした点も頭の片隅に置いておくとよいでしょう。

安価なパドルからでも始められる

ピックルボールを体験するために、高価格帯のパドルが必須ということはありません。実際、レクリエーション向けの安価なパドルやスターターセットも販売されています。

まず家族や友人と遊んでみたい方には便利ですし、「本当に自分が続けるか分からない」という段階なら合理的な選択でもあります。

その一方、練習を続けていくと、打球感やグリップ、操作性などに好みが出てきます。継続することが決めた段階で初心者向けのパドルを比較し、自分に合う一本へ切り替える方法もあります。

RYUSEI
RYUSEI

最初の一本に「一生使える完璧なパドル」を求めなくて大丈夫です。プレー経験が増えると、自分が何を求めているのかも変わります。まずは扱いやすい一本でたくさんボールを打つことの方が大切だと思いますよ。

シューズ選びで確認すること

パドル選びに目が向きがちですが、安全に続けるためには足元にも気を配りたいところです。特に初心者はボールだけを追いかけてしまい、急な切り返しや後ろへの移動が増えやすくなります。

ランニング用との違いを知る

ランニングシューズは基本的に前方向への移動を想定しています。一方、ピックルボールでは左右へ移動したり、一度止まって反対方向へ動いたりする場面が頻繁にあります。

そのため、継続してプレーするならテニス、バドミントン、バレーボールなど、コート上の切り返しを想定したシューズを候補にすると選びやすくなります。

USA Pickleballも安全に関する案内の中でコートシューズを推奨しています。基本的な安全情報や最新ルールについては、USA Pickleballの公式ルールページも確認してください。

屋内と屋外で選び分ける

体育館と屋外ハードコートでは床の性質が異なります。体育館では施設指定の屋内シューズが必要になることがありますし、屋外ではアウトソールの耐久性も気になるところです。

ひとつのシューズをどこでも使えるとは限らないため、普段参加する場所を決めてから選ぶのがおすすめです。

例えば「しばらく体育館のサークルだけに参加する」という方なら屋内向けを優先するべきですし、屋外コートでのプレーが中心なら、その環境に合ったモデルから探す方が自然でしょう。

施設によって使用可能なシューズの条件が異なります。新品であっても種類によって利用できない場合があるため、初参加の施設では事前に確認してくださいね。

ピックルボールができる場所

「道具については分かったけど、そもそもどこでやるの?」という疑問もあるかもしれません。日本ではまだテニスコートほど専用コートが身近にあるわけではありませんが、専用施設、体育館、複合スポーツ施設、スクール、サークルなどプレーできる場所は急速に増えています。

専用コートやスポーツ施設

もっとも分かりやすいのは、ピックルボール用のラインとネットが設置された専用コートです。

正式なピックルボールコートは20×44フィート、約6.10×13.41m。シングルスでもダブルスでも同じ大きさを使用します。

バドミントンのダブルスコートと同じ寸法なので、体育館のバドミントンコートを活用して行われることもあります。

専用施設ならネットやボールを借りられる場合も多く、初心者向けレッスンや交流イベントが開催されていることもあります。

ピックルボールコートに設置されたネットとコートライン

ピックルボールコートのネットとコートライン

サークルや体験会を探す

初心者にとって参加しやすいのが、地域のサークルや体験会です。

ピックルボールは一人でコートだけ確保してもゲームをすることはできませんが、その点、サークルなら参加者が集まっているため、一人で申し込めるケースも少なくありません。

調べるときは「ピックルボール 地域名」+「体験」や「サークル」などのワードで検索してみるのがおすすめです。

東京、大阪、名古屋、横浜などの都市部だけでなく、地方でも体育館や地域団体を中心に活動しているケースが多くあります。

SNSで開催情報を発信している団体もあるため、通常検索だけで見つからない場合はSNSも確認すると選択肢が増えるでしょう。

スクールから始める方法もある

ルールやフォームを最初から教えてもらいたいなら、初心者向けスクールやレッスンも選択肢です。

経験者に混ざって自由にゲームをする形式より、グリップ、サーブ、リターン、ボレーなどを順番に教えてもらえるため、「周りについていけるか不安」という方は特に参加しやすいと思います。

一方、スクールではレッスン料が必要になるため、費用はサークルより高くなることがあります。料金だけでなく、パドルの貸し出し、参加人数、初心者クラスの有無なども比較してください。

予約前に設備を確認する

施設を見つけたら、コートだけでなく設備面も確認しましょう。更衣室、ロッカー、シャワー、駐車場、レンタル用品などがあると初参加でも利用しやすくなります。

屋外では照明の有無も重要です。夕方以降にプレーする場合、照明付きコートなら仕事帰りなどにも利用できますね。

夜間照明の下に複数面設置された屋外ピックルボールコート

夜間照明の下に複数面設置された屋外ピックルボールコート

最初に覚えたい基本ルール

ピックルボールには独特のルールがありますが、初回から公式ルールブックを丸暗記する必要はありません。まずサーブ、ツーバウンドルール、キッチン、得点の考え方を知っておけば、ゲームの流れを理解しやすくなります。

サーブは対角線へ入れる

ゲームはサーブから始まります。サーブはベースラインの後方から、相手側の対角線にあるサービスコートへ入れるのですが、標準ルールではボレーサーブとドロップサーブが認められており、それぞれ打ち方に条件があります。

初心者のうちは細かなフォームより、まず相手の正しいサービスコートへ安定して入れることを意識するとプレーが続きやすくなります。サーブはネット際のノンボレーゾーンを越えてサービスコートへ入れる必要があります。

最初の2球はバウンドさせる

ピックルボールを初めてプレーする人が覚えておきたいルールのひとつが「ツーバウンドルール」です。

サーブを受ける側は、飛んできたサーブを一度バウンドさせてから返しますが、さらにサーブした側も、その返球を一度バウンドさせてから打たなければなりません。

つまり、サーブ直後とリターン直後にいきなりボレーすることはできないということです。両チームが一度ずつバウンドさせた後は、通常のストロークでもボレーでもプレーできるようになります。

最初は「サーブ→バウンド→リターン→バウンド」と覚える

このルールを覚えておくだけでも、初めてのゲームで戸惑う場面がかなり減るはずですよ。

キッチンではボレーできない

ネットの両側には、ネットから7フィート、約2.13mの「ノンボレーゾーン」があります。一般的には「キッチン」と呼ばれるエリアです。

このエリア内やラインに触れた状態で、ボールがバウンドする前に打つボレーはできません。また、エリア外からボレーした後、その勢いでキッチンへ入ってしまった場合もフォールトになります。

ただし、キッチンそのものが立入禁止区域というわけではありません。ボールが一度バウンドした後なら、中へ入って打つことができます。

初心者の頃は「キッチンには入ってはいけない」と覚えてしまいがちなので、禁止されているのはキッチン内でのボレーと覚えておくと分かりやすいでしょう。

標準ではサーブ側が得点する

標準的なサイドアウト方式では、サーブ権を持っているチームがラリーを取ったときに得点します。レシーブ側がラリーを取った場合は、すぐに1点が加算されるわけではありません。

一般的なゲームは11点で行われ、10対10になった場合は2点差が必要です。ただし大会やイベントによっては15点、21点、ラリースコア方式などが採用される場合もあります。

初めての体験会なら、スコアの細かな数え方を最初から完璧に覚えなくても大丈夫です。経験者と一緒にゲームをしながら覚える方が分かりやすいと思います。

国内で紹介されている基本ルールは、ピックルボール日本連盟「ピックルボールの基本ルール」でも確認できます。

ルールは改定される可能性があるため、大会へ出場するときなどは必ず最新の公式情報をご確認くださいね。

初めてプレーする日の流れ

必要なものとルールが分かったら、あとは実際にコートへ行くだけです。ここからは、初参加の日をイメージしやすいよう、私が初心者におすすめしたい流れをご紹介します。

早めに到着して準備する

初めて訪れる施設では、更衣室やコートの場所が分からないことがあります。開始ギリギリに到着すると、それだけで慌ただしくなってしまいます。

少し余裕を持って到着し、受付、着替え、シューズの履き替えを済ませておきましょう。

また、開始前に肩、手首、股関節、足首などを軽く動かしておくことも大切です。ピックルボールは小さなコートで行いますが、実際には細かなダッシュや切り返しが続きます。

最初は短いラリーから始める

いきなりゲームへ入るより、まず近い距離で軽く打ち合うとパドルとボールの感触をつかみやすくなります。

ピックルボールのボールはテニスボールほど弾まず、パドルもストリングがありません。想像よりボールが飛ばなかったり、逆にフェイスへしっかり当たると予想以上に飛んだりします。

最初は速いボールを打とうとせず、相手の打ちやすい位置へ返すことを目標にしてみてください。数回ラリーが続くだけでも、ピックルボールらしい楽しさを感じられるはずです。

ルールはゲーム中に覚えていく

ルール説明を読んだだけでは、「0-0-2ってどういう意味?」「今は誰のサーブ?」と戸惑う場面も多いでしょう。

私も最初から理解できていたわけではありません。むしろ実際にゲームへ入り、その都度教えてもらいながら覚えました。

サーブ位置、得点、キッチンなどはゲームとセットで体験した方が頭に入りやすいため、分からないことがあれば遠慮せず周りの人に聞いてみてください。

最初はラリーを楽しむ

勝ち負けを意識すると、どうしても相手が取れない場所へ打ちたくなります。しかしはじめは、勝つことよりボールを何度も打つことを優先してよいと思います。

サーブを入れる、相手のボールを一度バウンドさせて返す、キッチンのライン付近まで移動する。このあたりを体験できれば十分です。

初めてラリーが何往復か続いたときの楽しさは、ピックルボールにハマるきっかけのひとつになるはずです。最初の一日は、うまく打つことより「続いた!」という感覚を楽しんでみてください。

初心者が最初に練習したいこと

何度かプレーして「もっと上手になりたい」と感じたら、いきなり高度なショットへ進むより、基本的なプレーを繰り返す方がゲームを楽しみやすくなります。

まずサーブを安定させる

サーブが入らなければラリーそのものが始まりません。そのため初心者が最初に練習するなら、サービスコートへ安定して入れることが第一歩です。

最初からコースぎりぎりを狙ったり、スピードを出したりする必要はありません。サービスコートの中央付近へ余裕を持って入れるだけでも十分。

連続して入るようになってから、少しずつ深さや方向を意識すると段階的に上達できますよ。

リターンは深めを意識する

サーブを返すリターンもゲームの基本です。初心者のうちはネットぎりぎりへ落とそうとせず、相手コートの奥へしっかり返すことを目標にするとラリーが続きやすくなります。

リターン側は返球後にノンボレーゾーンライン付近へ前進しやすいため、深く返すことで移動する時間も作れます。

ボールを返した後にその場で見ているのではなく、「打ったら次の位置へ動く」という意識を持つだけでもゲームの見え方が変わってきます。

キッチン付近のラリーに慣れる

ピックルボールでは、ノンボレーゾーンライン付近でのプレーがとても重要です。

ネット近くまで来ると速いラリーになることもありますが、柔らかくボールを落とす「ディンク」というショットも使います。相手のキッチン内へ低く落とし、相手が攻めにくい位置から打たせるためのショットです。

初心者の段階では細かな戦術まで考えなくても、ネット近くで力を抜いてボールをコントロールする感覚を覚えておくと、その後の上達につながります。

安全に楽しむための注意点

ピックルボールは比較的小さなコートで楽しめるスポーツですが、「コートが小さいからケガをしない」という意味ではありません。横方向への移動、急停止、後方への移動などもあるため、安全への配慮は必要です。

ウォームアップを省かない

短時間のレクリエーションでも、身体が冷えた状態から急に動くのは避けたいところです。

特にふくらはぎ、足首、股関節、肩、肘、手首など、プレー中によく使う部分をゆっくり動かしてからコートへ入りましょう。

最初の数分は軽いラリーから始め、身体が動くようになってからゲームへ移るのもおすすめです。

後ろ向きの移動に注意する

初心者が気をつけたいのが、頭上を越える高いボールを追いかける場面です。

ボールだけを見ながら後ろ向きに走ると、足が絡んだり転倒したりする危険があります。無理にバックペダルを続けず、身体の向きを変えて移動する意識を持ちましょう。

取れないボールを無理に追わない判断も、安全に長く楽しむためには大切です。

暑さと水分補給にも気を配る

屋外コートでは季節によって日差しや気温への対策も欠かせません。飲み物を準備し、適度に休憩を取りながらプレーしてください。

帽子や日焼け対策用品も役立ちます。照明のある施設なら、真夏は気温の高い時間帯を避けて夕方以降に参加する方法もあります。

また、身体に痛みや体調不良がある状態で無理にプレーしないようにしましょう。運動を始めてよいか判断に迷う持病や症状がある場合、最終的な判断は医師などの専門家にご相談ください。

何度か体験してから揃えよう

初回の体験が楽しく、「これからも続けたい」と思えたら、少しずつ自分用の道具を揃えていきましょう。一度に全部買う必要はありません。

最初に買うなら靴とパドル

自分用として購入する優先順位を付けるなら、個人的にはシューズとパドルから考えます。

パドルは毎回使う道具ですし、自分のものがあればグリップや打球感に慣れていけます。シューズは自分の足や普段プレーする床に合わせて選べることが大きなメリットです。

ボールは練習場所に用意されているなら急いで購入する必要はありません。ウェアも手持ちのスポーツウェアで問題なければ、そのまま使えます。

このように必要な順番で手に入れていけば、初心者だからといって大きな初期費用を用意しなくても始められますよ。

周りのプレイヤーのギアを参考にする

実際にサークルへ参加すると、さまざまなブランドや形のパドルを使っている人がいると思います。気になるパドルを見つけたら、「どんなところが気に入っていますか?」と聞いてみるのも勉強になります。

もし可能であれば少し持たせてもらったり、試打させてもらったりすると、販売ページだけでは分からない違いも感じられます。

ただし、人によって好みは異なります。上級者が使いこなしているモデルが、そのまま初心者にも扱いやすいとは限りません。他人の評価は参考にしながら、最後は自分の感覚を大切にしてください。

続けるほど必要な物が見えてくる

プレーを続けると、グリップテープ、パドルケース、スポーツバッグ、予備ボール、帽子、アイウェアなど「あったら便利だな」と感じる用品が少しずつ増えてきます。

最初からそれらを全部揃えるより、必要になったタイミングで買う方が失敗しにくいでしょう。

私自身も、最初は分からないことばかりでした。ですが毎週プレーしていると、自分がどんな道具を使いやすく感じるのか、どんな練習が必要なのかが自然と見えてきます。

道具を揃えることをゴールにせず、まずはコートへ行って実際にボールを打つ回数を増やすことを大切にしてみてください。

始める前に確認したいこと

最後に、ピックルボールが気になっている段階の方に多い疑問をまとめます。

ピックルボール初心者のよくある質問(FAQ)

Q1. ピックルボール初心者は何を揃えればいいですか?

A. 最低限必要なのはパドル、ボール、プレーできるコートとネットですが、体験会やサークルではパドルやボールを借りられる場合があります。そのため最初は、動きやすい服装、施設に合ったシューズ、飲み物、タオルなどを準備すれば参加できるケースもあります。申し込み前にレンタル用品を確認してください。

Q2. 最初から自分用のパドルを買うべきですか?

A. 必ずしも必要ありません。レンタルできる体験会があるなら、まず実際にプレーしてから購入する方法がおすすめです。複数のパドルを使ってみると、自分が振りやすい重さや形、グリップの感覚も少しずつ分かってきます。継続してプレーしたいと思った段階で自分用を選んでも遅くありません。

Q3. 普通のスニーカーでもプレーできますか?

A. 施設やプレー環境によって異なりますが、継続してプレーするなら横方向への切り返しを想定したコートシューズを検討したいところです。体育館では屋内専用シューズを求められる場合もあります。使用できる靴は施設側にも確認してください。

Q4. 一人でもピックルボールを始められますか?

A. 一人で参加できるサークル、体験会、スクールを探せば始められます。ピックルボールはダブルスが広く行われていますが、最初から4人の仲間を自分で集める必要はありません。「ピックルボール+地域名+体験」「ピックルボール+地域名+サークル」などで探してみてください。

Q5. ルールを全部覚えてから参加した方がいいですか?

A. 全部覚えてから参加する必要はありません。サーブを対角線へ入れること、サーブ後は双方が最初の一打をバウンドさせること、キッチン内ではボレーできないことなどを知っておけば、はじめは十分楽しめます。得点やサーブ順は実際にゲームをしながら覚える方が理解しやすいでしょう。

初心者の方はまずは体験会から始めよう!

ピックルボールを始めたいと思ったとき、最初に必要なのは高価な道具ではありません。まず一度コートへ行き、パドルでボールを打ってみることです。

体験会や初心者向けサークルでパドルを借りられるなら、最初はそれで十分です。実際にプレーして「もう一度やりたい」と思えたら、自分用のシューズやパドルを順番に揃えていきましょう。

  • 最初はパドルをレンタルできる体験会を探す
  • 持ち物はシューズ・動きやすい服・タオル・飲み物を基本にする
  • 継続すると決めてから自分用パドルを購入する
  • プレーする場所に合わせてシューズを選ぶ
  • サーブ・ツーバウンド・キッチンの基本から覚える
  • 分からないルールは実際のゲームをしながら覚える

私もラケットスポーツ未経験の状態から始めましたが、今では毎週のようにプレーし、DUPR4.0という次の目標までできました。

最初の一歩は、意外と小さなものです。パドルを一本借りて、ボールを打ってみる。そこからピックルボールの面白さが始まるはずです。

もし今、少しでもピックルボールに興味を持っているなら、まずは近くで参加できる体験会やコートを探してみてくださいね。